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小林よしのり
2020.9.26 10:21日々の出来事

泉美さんとの共著

今日は泉美さんとの共著の修正をする。
いろいろ使っちゃいけない言葉があったり、誤解される
表現があったりで、修正したり、書き加えたりしなければ
ならない。

しかしいまだに「浮浪者」はダメで、「ホームレス」はいい
という理屈が分からない。
和製英語ならいいということか?

「ホームレス」は「家なし人間」のことであり、「浮浪者」は
ジョージ秋山の「浮浪雲」に通じる「はぐれもの」だから、
「家なし人間」より「はぐれもの」の方がカッコいいと思う。

「ホームレス」=「家なし人間」の方が差別的じゃないか?
家がなくて何が悪い?
「浮浪者」は冷たい世間からはぐれた「さすらい人」の
ようで、カッコいいじゃないか。

まあ、わしはりか坊の言う事は聞いてやることにしている。
りか坊はいろんなアイデア出してくれたり、この共著の
企画を通して実現してくれたり、来年以降、わしが考える
本の企画も実現してくれそうだ。

わしの創作活動にとって有益な編集者の言う事は、
原理主義的な態度を捨てて、「まあ、いいか」と聞いて
やるくらいは丸くなったから、わしも年とったな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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