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高森明勅
2020.8.24 06:00その他ニュース

炎天下のマスク

8月に入ってからの東京都内の熱中症による死者の数は148名(8月20日時点)。
これに対し、新型コロナウイルスによる死者は16名(同)。

断然、熱中症による死者の方が多い(10倍近く)。
にも拘らず、炎天下の屋外で、いわゆる「3密」とも言えない状態なのに、
顔の半分程も隠すようなマスクを着けている人を、多く見かける。

これは、熱中症の危険性を考えると、余り感心できないのではあるまいか。
たとえ自分が熱中症に罹(かか)ろうとも、万が一にも無症状のまま他人に
新型コロナウイルスを感染させることだけは、何としても防ぎたい、
という崇高な「自己犠牲」的精神の発露か。それとも…。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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