先日、仕事しながらラジオを聞いてたら、
番組のパーソナリティーが終戦の日に
関することを話し出しました。
曰く、近頃は「歴史修正主義」のようなものが出てきているが、
歴史はそのまま直視しなければならない、
それが出来ないから近隣国との関係もうまくいかないんじゃないか、
そもそも戦争にしても、植民地支配にしても
全部失敗しているのは明らかなんだから、
「修正」のしようなんかないだろう…
『戦争論』を読めない人は、
いつまでもこんなことを言い続けるんだなと、
ウンザリしてそれ以上聞くのをやめました。
「全部失敗しているのは明らか」って、
それは、結果を知っているから言えることですよ?
あんたがその時代に生きていたら、
「これは全部失敗する」と予測出来ましたか?
予測したとしても、それで何か出来ましたか?
ただ後の時代に生まれて、結果を知っている
ということだけで、あたかも自分が
「神の領域」にでもいるがごとく、
先人の行為に対して「全部失敗じゃないか」
と断罪するなんて、一体何様なんでしょうか?
そもそもこのパーソナリティー氏は
自粛期間中はかなり熱心に
「ステイホーム」を呼びかけていました。
この日の番組も、放送局には行かずに
リモート出演ということでした。
インフルエンザより弱い感染症を過剰に恐れ、
自粛だ、ステイホームだ、それこそが正しい
という全体主義的な空気を作って、
経済・文化を破壊する「全部失敗」の道を
突き進んでしまった現在の日本と、
大衆が自ら全体主義的な空気を作って
「全部失敗」の戦争の道を突き進んだ
過去の日本は、何も変わりません。
そして、「歴史を直視しよう」などと言ってる
パーソナリティー氏のような「善良」な人が、
あの時は戦争の旗を振ったのです!
しかし、過去と現在の日本の間には、
幸運な違いもあります。
現在の日本には、まだ言論の自由が認められていて、
現在の日本には、小林よしのりがいるということです!!
同時代のまっただ中で、
全体主義の空気に異を唱えて、
本の力で時代を変えようという
『戦争論』以来の試みが始まります。
これを目撃しない手はありません!
ゴーマニズム宣言SPECIALコロナ論
発売は明後日! あと2日!!
[目次]
メディアが報じない「不都合な真実」
日本における「新型コロナウイルス」と「季節性インフルエンザ」の感染者数と死者数
第1章 新型インフルエンザの顚末
第2章 日本ではコロナは恐くない
第3章 抑圧策から緩和策へ転じよ
【対談】元厚労省医系技官・医師木村盛世氏×小林よしのり
幸運にも「抑圧政策」を実行中にワクチンが開発されたとしても、
その間に社会や経済や文化がボロボロになってしまえば意味がない
第4章 データを無視する専門家
第5章 岡田晴恵・玉川徹は恐怖の伝道師
第6章 スウェーデンは成功している
第7草 5密会談
第8章 東京の抗体保有率O・I%
第9章 スウェーデンの死生観
闘論席(『週刊エコノミスト』2020年4月14日号/5月19日号/6月16日号)
第10章 お辞儀と清潔感の驚異
第11章 世界各国のコロナ対策事情
第12章 ウィルスとは進化の鍵だ
第13章 インカ帝国の滅亡
(描き下ろし)
指数関数的に卜ンデモ大爆発の『モーニングショー』泉美木蘭氏
PCR真理教の妄言 時浦兼
【特別講義】 金塚彩乃氏
新型コロナウイルスとフランスの緊急事態法
~日本の「緊急事態宣言」とは何だったのか?
第14章 グローバリズムの失敗と権威主義
第15章 自由よりお上に従う日本人
第16章 経済の方が命より重い
(描き下ろし)
「コロナ脳」との闘い
~小林よしのりブログ『あのな、教えたろか。』が辿った軌跡
緊急事態宣言下、全国の様子と読者の目
あとがき