光文社の文芸局の編集長と、りか坊と打ち合わせを
してきた。
この編集長は話が面白い。
モチによる窒息死の話を聞いたが、臨場感があって、
心配してしまった。
今年に1冊、緊急に本を出して、来年は1年がかりで
全く新しい挑戦となる1冊の本を出すことになった。
内容は極秘。
漫画家はスタッフを雇っていかねばならないので、
原稿料がなければ本当は立ち行かない。
単行本用に描き下ろしをするということは、自分の貯金
を崩してスタッフに給料を払い、家賃などの固定費も
先行投資で払い続けるわけだ。
飲食店とよく似ている。
これで単行本が売れなければ、大赤字になる。
それが分かっていても、『コロナ論』で描き下ろしを
7本描いたし、『コロナ論-総括篇』ではもっと多くの
描き下ろしをやるつもりだ。
原稿料0円で、描いていくのは冒険なのだが、
「どうしても、何が何でも」というメッセージがあるから、
損失を覚悟しても描かねばならない。
来年は1年間かけて描き下ろすから、とんでもない
博打になる。
できれば赤字を増やしたくないから、スタッフ諸君が
半年くらいで描いてくれることを望む。