周庭氏が逮捕された。
民主化運動が「国家安全法」に違反しているというのは、
「独裁」こそが人類の幸福のためという狂った政治体制に
とっては、そうなんだろう。
「民主」は悪、「独裁」は善とする中国共産党にとっては、
周庭は悪人であり、犯罪者だから逮捕することになる。
人間に自由は要らない、自由な言論は要らない、政府の
批判は悪であるという中国共産党のイデオロギーは、
当然、国民の「管理」「監視体制」を必要とする。
日本でも、このコロナ禍で、国民の管理・監視体制が進行
している。
無症状の人間の「自宅療養」も許さず、社会政策として
「隔離」しようという人権無視の考えも台頭して来た。
インフルエンザにも無症状の感染者はいるし、無症状の
感染者が他人に感染させるリスクはある。
1000万人も感染者が出るのは、無症状者が人にうつして
いるからだ。
今年の冬からはインフルエンザに対するPCR検査も行って、
無症状者を発見して、隔離するつもりなんだろうか?
周庭氏の逮捕を他人ごとと思っていたら、日本もITを
駆使して、監視国家・管理国家となる危険性を見逃がす
ことになりかねない。
日本人の大多数が、恐怖をテコに「自粛」を望み、「営業の
自由」や「移動の自由」を放棄して、政治家の強権発動を
待望する様子を見れば、この国は気がつけば「独裁」だった
ということにもなるだろう。
自由を愛することは難しい。
自由を激しく希求する周庭氏や香港の民主化運動を支えた
若者たちの思いが、今の日本人に伝わるだろうか?
日本政府は中国に対して、強く批判すべきであり、習近平
の国賓待遇の訪日ももうあり得ないし、天皇陛下に会わせ
ては絶対にいけない!