ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2020.7.15 09:45日々の出来事

今日の羽鳥コロナショーは意義深かった

今日の「羽鳥コロナショー」は非常に意義深い議論だった。
わしから見れば幼稚だけど、「感染者の強制連行が出来る
法律を作れ」という玉川徹の主張。
これに関してわしは、基本的人権の方が大事ということを
主張して来た。
「公共の福祉」を掲げてもダメだ。
コロナウィルスは、インフルエンザより弱毒性だから、
「集団免疫こそが公共の福祉」なのは間違いない。

ここは本来、倉持弁護士にもっと精緻な憲法論として
組み立てて欲しいものだ。

間違った公共性の犠牲になったのがハンセン病患者だ。
今回の議論だけで、「SPA!」『ゴー宣』10回分くらい
描けるほどのテーマになる。
わしは描くぞ!

さらに最後に玉川が言った「経済より命が大事」、この
幼稚な理論が、結局、現在の日本人の集団ヒステリー
を支えている。
これを突破するには『コロナ論』しかない。
まず『コロナ論』の発売で、どのくらいの日本人が小学生
から中学生に進級できるかなのだ。
発売が遅いのがギリギリするが、仕方がない。

羽鳥コロナショーも、日本人の精神年齢が異常に低い、
とてつもなく劣化しているという事をわしに教えてくれる
ので、その意味では意義がある。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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