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小林よしのり
2020.6.30 11:26日々の出来事

正義の妄信・煽り運転、玉川徹

羽鳥モーニングショーの「新コロコーナー」がすごく短く
なってきた。喜ばしいことだ。
この番組で新コロを扱うと、玉川徹がヒトラーばりに
アジテーションやらかすから、悪影響が凄い。

玉川がやったことは、経済・文化の進行を遮る「煽り運転」
そのものだった。
経済の妨害、文化の妨害、日常生活の妨害を、玉川徹は
「正義」と信じ込んで嬉々としてやっていたのだから、
1%=100万人、視聴率最大時15%ならば、=1500万人
の第4権力の影響力が発揮されて「コロナ脳」患者は
膨大に増えてしまった。
他のワイドショーも、これに追従して恐怖を煽ったから、
もはや国民全部が「コロナ脳」でマスクをしている。

今日は玉川が「数字しかない」と言っていたが、一理ある。
だが、それならばなぜ「感染者数」のみを重宝して、
「死亡者数」を無視し続けた?
なぜ海外の「死亡者数」と比較し続けなかった?

わしとは数字の見方が逆だ。
わしは、感染者数はインフルエンザと同じ1千万人まで
増えても構わないと言っていた。
死亡者数はインフルエンザと同じ、3000人から1万人に
達するか否かを、毎日データを見ながら計算していた。

問題は死亡者数であり、死亡者数の増加ペースが、
このままだと1万人に達しないと推計できたので、
新コロは恐れる必要はない、経済を回せと言い続けた。

結局、半年たって、死亡者数は今日までで972人。
これが数字を重視した結果だ!

今は東京都で感染者数が「高止まり(?)」していると
言っているが、PCR検査を増やしたから潜在的な
感染者数が発覚して増えただけで、検査した分母から
の分子、陽性率は2・7%で低いままの横ばいだ。
これが「数字」だぞ!
玉川は「数字」なんかまったく重要視していない!
それで理系か!?

おまえたちの「恐怖の伝導」のせいで、日本は現在、
重症患者だ。
これを治療するのが、わしの役割りになってしまった。
まず『コロナ論』を出すところから治療を開始する!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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