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小林よしのり
2020.6.11 10:26日々の出来事

黒人差別デモが集団ヒステリーなのか?

羽鳥モーニングショーで岡田晴恵がアメリカの黒人差別に
抗議するデモを「集団ヒステリー」と言っていた。
これにはまったく呆れた。
やっぱり「総合知」がゼロなのだ!

新コロさえ根絶できれば、黒人差別なんかどうでもいいと
思っているのだろう。

わしから見れば、たかが「新コロ」で自粛して経済崩壊させた
ことの方が「集団ヒステリー」にしか見えないが、岡田や玉川
から見れば、ただひたすら「新コロ根絶」だけの生命至上主義
が最大の価値で、経済も黒人差別もそれに比べればはるか
遠景にあるカスミのようなものらしい。

価値観の違いで済ませられるものではなく、日本人の幸福
と不幸を決定づける重要な選択なのだが、彼らにはそれが
分かるほどの知性に達していない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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