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笹幸恵
2020.5.13 18:01日々の出来事

オンライン化の波に溺れてる・・・

この1週間ほど、オンライン化の波に溺れていました。
はああ~、溺死するかと思った。

仕事ではSlackを使いまくり、もはや音声を発することが
少なくなってきてしまいました。
つぶやきレベルさえ、すべてキーボード入力。

高森先生がオンライン授業を実施したとは、驚天動地。
私の教えている大学でも現在はすべてオンライン授業となり、
あれやこれやと連絡メールが届く。
私が担当している作文の授業は、対面式のアクティブラーニングの要素を
できるだけ生かしたいと思い、ZOOMを選択した。
その代わり、PC以外のデバイスを使っている人を把握して、
PCとスマホを両方駆使しなければならない機能は極力排除。
画面上でアナログに手を挙げてもらい、発言してもらい・・・と
いうことをやっている。

それでなくてもコマ数が減っている中で、
何とか昨年までと同様の授業レベルを維持しようと思うと、
シラバスをがらりと変えなくてはならない。
うちの大学では、今期すべてがまだオンラインになると
決まったわけではないけれど、
そうなったらそうなったでまた非常に困る。
レポートは、書き直しやコピペさえ面倒臭くなるような、
いまどき珍しい「原稿用紙に手書きするアナログ形式」
(大学生のときぐらい、その手間をかけるべし)
にしていたのだけど、その目論見も崩れることになる。

どんなに便利なオンラインツールが出てきたって、
オフラインの要素をすべてカバーできるわけではない。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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