羽鳥モーニングショーは、
人間はすべて完全管理されるべきで、
自宅で死ぬなんてあってはならないというような
感覚が大前提に染みついているみたいだ。
家に閉じこもり、オンラインが道徳だと言わんばかり、
家庭内感染が起きたら、今度は別居を推奨し、
致死率の低さを棚に上げて「死の恐怖」を煽り、
「自宅療養せざるを得ない恐ろしさ」という視点のみを
大クローズアップ。
もちろん家族に感染させて苦しい思いをさせたくないと、
ほとんどの人が考えることだ。
死亡リスクの高い家族がいれば、なおさらだ。
でも、なかには自分は自宅にいたい、
そのほうが安心できる、
最期まで自宅で過ごしたいんだ、
そんな人もいるのでは?
高齢者介護の話題においては、長年暮らしてきた
自宅にいたいという声が、必ず上がるじゃないか。
諸外国のように死者数が激増しないので、
致死率の低さのほうは完全に棚に上げて、
死者が出るとは恐ろしいウイルスだと言わんばかり、
一人も死なせてはならないかのような論調。
「自粛警察」みたいな人々に毎朝ガソリンを注入し、
国や行政の手の届かない所まで完全管理に向かわせようとする。
ウイルスなんかより、人間の狂気をわかってないことのほうが
よっぽど恐ろしいと私は思うね!
そしてその陰で経営者や労働者が苦渋し、オーケストラや劇団が
存続の危機に陥り、歌手が生きる糧を失くし、大学生が退学を考え、
経済も文化も学問も人の生きがいもどんどんやせ細っていく危機に
直面していることを考えない。
「人間を管理しろ」という正義感にどれだけの罪深さがあるか、
いつになった気がつくんだ!
NHKオンデマンドで、クローズアップ現代+が見られるように
なっているけど、解雇の現場の回と、イベント自粛の回、
いま無料で公開されているので視聴をおすすめしますよ。