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泉美木蘭
2020.4.19 13:02

濃厚接触者を自粛させていくとすべて崩壊するのでは?

疑問に思ったことをそのまま書きますが・・・

さいたま市立病院では、ICU病棟に勤務する看護師が
コロナに感染したことで、ICUの同僚看護師21人を
濃厚接触者として自宅待機、
高度治療病棟を閉鎖して、ICUを8床から4床に半減して
対応するとのことだ。

今の決まり(?)や風潮のなかでは当然の対応ということに
なるのだろうけれども、もう蔓延していて、
感染2学会が軽症者への
PCR検査は推奨しないという提言も
出しているのなら、

「コロナかもしれない」という人々をいちいち隔離・自粛
させることを
やめるようにしなければ、病院が一切機能
しなくなるのでは?

そのためには、感染者が出るたびに軽症も無症状も関係なく
目を光らせて、関係者一同が「お詫び」に追い込まれたり、
一切合切を自粛させて取り止めていくのをやめなければ
ならないのでは?
いまの日本の風潮では、人災という医療崩壊になるのでは?

それに、病院という存在は「無敵の慈善団体」じゃないと思う。
日本の病院はもともと赤字経営のところがすごく多いはずで、

コロナの治療にあたるということも本当に大変に違いないが、
そのために1つの病棟を閉鎖するまでに至っていくと、
救える患者が救えないばかりか、
病院の経営そのものが逼迫するという問題まで出てきてしまうのでは?

医療関係者に対する手厚い手当はもとより、
病院そのものを追い込まないように方向転換してほしいです。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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