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小林よしのり
2020.4.18 07:21日々の出来事

軽症者にはPCR検査を推奨しない

昨日、ようやく日本感染症学会と日本感染環境学会が
PCR検査を否定する見解を発表した。

軽症者には推奨しないそうで、医療崩壊を防ぐために
重症者の治療に特化することを提言した。
わしが言ってきたことと全く同じ結論になった。

舘田理事長は「不安な気持ちは分かるが、治療法も
なく、軽症でも入院が必要になるなど、医療資源を
逼迫させてしまう可能性が学会では危惧されていた」
と言っている。

羽鳥モーニングショーではPCR検査を全国民に徹底
すべしと大合唱だったが、岡田晴恵や玉川徹の抗弁が
月曜には見られるのだろうか?
貴重な医療資源を逼迫させたのは、大衆をパニックに
追い込んだ岡田・玉川である。

PCRの検査対象は「入院治療の必要な肺炎患者で、
ウィルス性肺炎を強く疑う症例」と規定したから、
やはりCTスキャンからPCRの流れだ。
これが一番手っ取り早いと思っていたから、次号の
ライジングでは、泉美木蘭さんにCTについて書いて
もらっている。

感染症の2つの学会が不徹底なところは、未だに
PCR検査の陽性者を隔離して、医療資源と人材を
使うことを認めている点だ。
軽症者にはPCR検査を推奨しないなら、隔離場所も
必要なくなる。
そのうち軽症者は電話で相談の上、自宅療養が普通に
なるだろう。
スマホかパソコンで診断できるようになれば、便利
なんだが。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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