イオンの怒涛のトイレットペーパー大量陳列販売、
すごいインパクトやな。
「おひとり様10点まで」と書いてあるのがまた威力ある。
そんなにトイレットペーパーいらんちゅうね~ん! 😆
そろそろ騒ぎも収束するかなあ。
レストランのバイキングでは、
たいていどの皿にも常に料理がモリモリに盛られていて、
「残り少ない皿」を作らないことがポイントらしい。
減っている皿があると、その皿の料理が、みんなが欲しがる
人気の料理なのではないかと思い込んで、
「あれ、なくなるから早く食べておいたほうがいいよ」
と口コミが広まったりする。
客が競争しはじめ、どんどん料理が減っていく。
客に「もっと食べておかねば」という競争心を抱かせると
バイキング側としては損してしまうので、
無駄に見えても常にモリモリにしておくほうが良いらしい。
というのは、のん気な食べ物の話だけど。
買いだめ騒ぎっていうのは、そういう獲得競争でもあるが、
そもそも庶民による不安の表現でもあり、
また今回は、「生存競争」みたいな思い込みも加わっている。
もちろんデマ流す奴が悪いんだけども、
人の野性の感覚が目覚めてしまう条件がそろい踏みなんじゃ
ないだろうか。
情報をよく周知することが大事だと言うけど、
メディアがバンバン「ない」ことを周知して不安を煽ったあと、
「冷静に! 正しい情報はこれです!」と言い出しても、
パニックになった人は、その頃すでに
「自分の野性の感覚だけが頼りだ」
というモードに入っているから、
メディアがなんて言おうと信じられるか、となる気がする。
「情報の周知」って言うのは簡単だけど、
現実には「不安情報を周知」してるからなあ…。