今日は『よしりん辻説法』のシナリオ。
月曜までにコンテが出来るかどうかだ。
国際的な文学者・アディーチェの『男も女もみんな
フェミニストでなきゃ』という本を読んだが、
彼女によれば、フェミニズムの定義は、男性であれ
女性であれ、「そう、ジェンダーについては今日
だって問題があるよね、だから改善しなきゃね、
もっと良くしなきゃ」という人ということだ。
この定義なら、まさにわしはフェミニストである。
空気や風潮として男尊女卑がいまだに残存し、
それが「日本の象徴には女性はなれない。愛子天皇は
許さない」という一部のノイジー・マイノリティに
よる政権への圧力になっているとすれば、我々は
「いまこそ女性を国家の象徴に」という運動を起こ
さなければならない。
しかし、アディーチェは「わたしはもう女である
ことに弁解じみた態度をとらない」と言っている。
「わたしは政治や歴史が好きで、思想について
前向きの議論をするときがいちばん幸せです」と
言い、さらにこうも言っている。
「わたしは女っぽいのです。女っぽいのが楽しいの
です。ハイヒールが好きですし、口紅を重ね塗り
してみるのが好きです」
「ハイヒール強制やめて」と主張する「#KuToo
運動」というのがあるが、わしもハイヒールは危ない
から履かない方がいいと思う。
今どきハイヒールを強制する会社なんか滅多になかろう。
だが、米倉涼子ならハイヒールはカッコいいし、
アディーチェもハイヒールが好きだと言っている。
何を履くかは趣味の問題、好みの問題だ。
田嶋陽子のようにハイヒールを纏足と一緒にするような
意見には全然説得力を感じない。