昨年の12月に宮内庁長官と次長の交代があった。年末の交代は異例とされる。これについて以下のような情報が。「宮内庁は(20)16年9月から長官を務めた山本信一郎氏(昭和48年、旧自治省に入省)の退任を発表。次長だった西村泰彦氏(昭和54年、警察庁に入庁)が長官に昇格した。代替わり行事が終わった直後、それも年末の交代に驚きが広がった。山本氏は(首相)官邸と上皇ご夫妻との板挟みで疲弊しており、自ら早めの退任を望んでいたという。…一方、意外だったのが新次長人事だ。元総務省大臣官房審議官の池田憲治氏(昭和59年、旧自治省入省)は次長候補として挙がっていなかった。(20)11~15年に現上皇の侍従を務めたが、『特に信頼を受けていたわけではない』と関係者は口を揃える。次官級ポストを経験してから宮内庁次長に就任した山本氏や西村氏と比べても軽量級で、長官にならない前提の次長就任と言われる。『特命案件があるのでは』と取り沙汰され、『皇室典範改正に向けた布石か』と見る向きも少なくない」(霞ヶ関コンフィデンシャル)山本前長官が昨年中の退任を希望されたお気持ちは、「疲弊」云々とは別に、私にはとてもよく分かる気がする。池田次長の就任にも注目したい。【高森明勅公式サイト】
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