現在発売中の「通販生活」春号に、
『【特集】憲法九条 国民投票を考える。
この「安倍改憲案」のどこが問題なのか…
与野党の論客お二人にお聞きしました。」
と題して、自民党・石破茂衆院議員と
立憲民主党・山尾志桜里衆院議員の対談が
掲載されています。
石破氏と山尾氏、その主張には違いがありますが、二人とも9条改憲論者で自身の改憲案を出しており、安倍首相の「自衛隊明記」だけの9条改憲案ではダメだという意見では一致しています。
驚いたことに、これは「9条改憲派vs9条改憲派」の対談で、ここには護憲派の意見は出て来ません!
「通販生活」といえば載ってる人が左側の人ばっかりなので、ゴリゴリの護憲派かと思っていたら、決してそうでもないらしく、立憲的改憲にも理解があるようです。
対談は山尾氏と石破氏の意見の違いも分かりやすく表れていて興味深いのですが、それより何よりすごいと思ったのは、日本が主権を行使できるようにするために9条改正が必要だといった意味合いの発言が与野党両方の議員から(主流派ではないにしても…)普通に出て、左派の読者が多いであろう雑誌の誌面に、改憲アレルギーの感覚もなく載っているということです!
やっぱりこれが、時代の趨勢というものじゃないでしょうか?
だとしたら、「未来永劫改憲案は出さない」という護憲原理主義政党に成り果ててしまった立憲民主党って、一体なんなんでしょう?
あまりにも時代錯誤! どうしようもないアナクロニズム!
世間一般の時代感覚とあまりにも乖離していて、自ら絶滅への道を突き進んでいるようにしか思えないのですが。