今月4日にさいたまスーパーアリーナで行われた「U2」の
来日コンサートでは、世界で活躍する女性を讃える演出が
あり、ステージ上の巨大スクリーンに、芸術家の草間彌生、
コムデギャルソンの川久保玲たちと共に、伊藤詩織さんの
写真も登場したそうだ。
「本当に性犯罪被害を受けた女性は記者会見の場で笑ったり、
上を見たり、テレビに出演してあのような表情をすることは
絶対ない」などと言ってのけた男、
しかもそれを女性記者から追及されると、
「私がほかの方から言われたことを、そのままお伝えした」
などと言って逃げを打った男と、その男を擁護する人々は、
完全に世の中の感覚から乖離してしまった酷い状況だ。
小川榮太郎氏は、森友・加計問題を「朝日新聞の報道犯罪」
とまで言って、テレビは権力批判の放送時間配分が長すぎる
とか、いちいち秒単位で計測してめちゃくちゃなことを主張
していた。
その際、権力の代弁者として活躍していたジャーナリストの
1人は山口敬之氏だった。
そして、その山口氏を擁護するという段になると、小川氏は、
マスメディアの報道を抑止する必要があるとか、
「人類の歴史における大きな問題」とまで言いはじめている。
小川氏がアメリカ人だったら、アフガニスタン・ペーパーズも
「ワシントンポストによる戦後最大級の報道犯罪」ってことに
なるのだろうか?
小川氏は、森友問題を、メディアによる「人民裁判」「粛清」
などと言っていたけど、
山口氏については「世界中のメディアレイプを受けている」
ということになっているらしい。
「こっちはもっとすごい被害者だ!」と言うために、どんどん
誇大妄想が爆裂している。