『アナと雪の女王2』、びっくりした。
かなりゲームの世界観が反映されているよなあ…という
感じは受けたけど、
なにしろ、アナとエルサが仰天するほど勇者すぎる。
王女さまを迎えに来るのは、「白馬に乗った王子様」でなく、
まさかの・・・!!! という。
ひたすらCGがすごいのもびっくりした。
超スーパーリアリズムな世界に、ディズニーらしい人間離れ
したキャラクターが表情豊かに動いて喜怒哀楽を印象付ける
というのはこれまでと似ているけど、
「アナ雪2」は逆にものすごく観念的なシーンもあって、
その対比で表現しているところも印象に残った。
宿命を背負った真の女王は、自分自身の能力だけでなく、
その国の真実の歴史、すっかり流通している誤解をも知り、
すべてを包括して、誠実に前進していく勇気を持った者で
なければいけない。
日本の皇室に照らせば、やっぱり宿命を受け入れてゆく存在、
すっかりすべてを知る存在ということについて、男女の別なく
支える心を持たなければならないのでは。
自分の気に入る人を据えれば満足、という話ではないはずだ。