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泉美木蘭
2019.11.25 12:01日々の出来事

『アナと雪の女王2』びっくりした

『アナと雪の女王2』、びっくりした。
かなりゲームの世界観が反映されているよなあ…という
感じは受けたけど、
なにしろ、アナとエルサが仰天するほど勇者すぎる。
王女さまを迎えに来るのは、「白馬に乗った王子様」でなく、
まさかの・・・!!! という。

ひたすらCGがすごいのもびっくりした。
超スーパーリアリズムな世界に、ディズニーらしい人間離れ
したキャラクターが表情豊かに動いて喜怒哀楽を印象付ける
というのはこれまでと似ているけど、
「アナ雪2」は逆にものすごく観念的なシーンもあって、
その対比で表現しているところも印象に残った。

宿命を背負った真の女王は、自分自身の能力だけでなく、
その国の真実の歴史、すっかり流通している誤解をも知り、
すべてを包括して、誠実に前進していく勇気を持った者で
なければ
いけない。

日本の皇室に照らせば、やっぱり宿命を受け入れてゆく存在、
すっかりすべてを知る存在ということについて、男女の別なく
支える心を持たなければならないのでは。

自分の気に入る人を据えれば満足、という話ではないはずだ。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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