11月24日のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」。
番組の中で、安倍首相に極めて近い甘利明自民党税調会長が
「女系天皇」容認論を唱えた。ニュースにも取り上げられたので、ご存じの人も少なくないだろう。
この日は週替わりのキャスターとしてジャーナリストの櫻井よしこ氏が
出演していた。
番組冒頭に天皇陛下の伊勢の神宮への「親謁の儀」を取り上げた。
平成の前例と違うのは、お供の皇族がゼロだったこと。
その事実に触れた上で、私のコメント映像が流れた。「今回のお代替わりの儀式の中でも、皇族の減少というものが
目に見える形で現れましたので、これを放置してはならない。
速やかに議論が始まると思います」と。
ここまでは前日の夜、私に取材した内容に基づく。
それを受ける形で、元大阪市長の橋下徹氏が「敬慕の念」という視点から
旧宮家論の限界を指摘し、順位論として女性天皇の容認を打ち出した。
これに櫻井氏が反論し、橋本氏と少しやり取り。
それらを受けて、甘利氏が次のように述べた。「男系を中心に(皇位継承の)順位を付けておく。
私は最終的選択肢としては女系も容認すべきだと思いますけどね。
順位を付けてきちんと対処できるようにしておくということは
良いことだと思います」と。自民党の幹部がここまで明確に「女系」容認論を述べたのは珍しい。
以前、二階俊博幹事長が女性天皇容認論は述べていたが。【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/
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