次回道場の課題図書、
石川達三著『泥にまみれて』の
感想ご紹介です!
さてさて、表題の件ですが、結論!!
めっっちゃくちゃ面白かった・・!!です。
今まで読んだ本の中で、一番面白かったかも!実は、読もうか止めておこうか、ちょっと迷っていたのですが、読んで良かったです!
小林先生、ご紹介下さり、ありがとうございました!
愛する人を手に入れたくて、「結婚」をする。
「妻の座」を、手に入れ、安心して胡坐をかいていたが、そんなことは許されないとばかりに、次々起こる、夫の不貞行為。
「愛する人には、自分だけを見て欲しい」と、思いつつ、夫を自由奔放にさせるのが、自分の務めだと、自分に言い聞かせるわけですよね。
うーん、めっちゃけなげ・・に、一見思えますけど、多分、そうではないのですよね。
決して、夫の言いなりになっているわけではなくて、主体性を持って、行動しているように思えます。実は、めちゃくちゃ強い女性だと思います。
愛する人を、手放したくない。自分だけのものにしておきたいという独占欲と、愛するが故に、彼の望むまま、何もかも自由にさせることが、最善の道だと信じる、葛藤の物語かなと感じました。
男女の本能レベルの考え方、行動を、「結婚」と、言う枠に押し込もうとするのは、愚かなことのかもしれません。
その不自由さをものともせず、そんなに愛せる人がいて、うらやましいなあと思いました。
これ、男女逆では成り立たない物語なのですかね?
それにしても、石川達三氏の、女性の心理描写がすごすぎる・・。圧倒されますね。
さて、次は「蝶々夫人」だー!
(ハルさん)
うー、読みたい。
本は手元にあるのだが、仕事がギチギチに詰まっている上に、先に読まなきゃならない本もあったりして、当日までに読めるかどうかわからない!
読める余裕のある人は、読んでおいた方がいいですよー!