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高森明勅
2019.10.8 06:00政治

お寺が消える?

10月6日、出雲大社広島分祠にて講演。
現地のホテルに泊まった。
地元の「中国新聞」(10月7日付)に「檀家減 増える廃寺」
という記事が載っていた。

「寺の数をほぼ反映する仏教系の宗教法人が、中国地方5県で解散や
合併によって2018年までの10年間に91法人減ったことが分かった。
いわゆる『廃寺』で、過疎、高齢化が進む中、山間地域を中心に
檀家(だんか)が激減し、人手や資金面で寺の維持が困難に
なったためとみられる」

「08年に計6416寺あったが、18年には計6325寺に。
5県全てで減少しており、その数が最も多かったのは島根の30法人。
広島は21法人、山口は18法人、鳥取は15法人、岡山は7法人の減だった。
廃寺は戦国大名毛利氏の保護下、広島、島根両県を中心に浸透した
浄土真宗本願寺派が多く、両県で法人減少数の3分の2を占めた。
本願寺派のデータによると、08年~18年に同派の寺は5県で46寺減少した。
1998~2008年の10年間は19寺減で、倍以上のペースとなっている」

「同派が15年、系列の寺を対象に実施した調査によると、
中国地方の4教区で住職の後継者が決まっていない寺は43.1%あり、
廃寺の予備軍が控える」

他の地方ではどういう実情なのか。
更に、神社は…。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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