ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.10.3 10:37日々の出来事

歴史のタテ軸を繋げる作業に成功している

福岡で「じっくりよしりん会」に出たが、熊本大に通う
門下生Kは平成8年生まれで、『戦争論』は2歳のとき、
9・11同時多発テロは5歳のときだという。
いつ『ゴー宣』の読者となったのか聞き忘れたが、
『戦争論』前後の日本の言論の「空気」の変化も、
9・11以降のわしの親米ポチの醜態も、『ゴー宣』を読ん
で知ったのだ。
そして今、「ゴー宣道場」の門下生になっている。

もっと驚くのは、まだ17歳の高校生・みんとちゃんで、
『ゴー宣』の熱烈な愛読者なのだが、『戦争論』発売の
頃には、まだ生まれてなかった!
わしの孫の世代が読者となってくれて、わしの思想を
継承してくれている。

わしは昭和28年生まれなので、GHQの占領期には
生まれてなかったし、もちろん大東亜戦争も知らない。
そのわしが『戦争論』を描いたとき、戦時中を体験
した祖父・祖母の世代からものすごい量の手紙が来て、
感激してくれていた。

その祖父祖母の世代の思いを、わしは彼らの玄孫の
世代にまで伝えたことになる。
これは実に嬉しい、誇らしいことだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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