明日はよしりん先生と『立憲主義とは何か』の生放送です!
日経新聞が行っている、各党の憲法の責任者に聞くというシリーズ。下村博文議員から始まり、先日8月15日、立憲民主党の憲法調査会長の山花郁夫衆議院議員の回のサブタイトルに目を疑った。
「改憲案、未来永劫出さず」
うっそん!!「未来永劫」の語義が私の知っている意味から変わっていないとしたら、これはいくらなんでも無責任な酷すぎるワーディングだ。発議権は国会議員が持っているにもかかわらず、その国会議員の職責を未来永劫果たさないと言っているのと同じだ。現状と憲法の齟齬も無視、国民投票の価値も無視(改憲するかしないかを決めるのはあなたちではない)、立憲主義も民主主義も無視。
こんな人が野党第一党の憲法責任者なのだから、我々は不幸だ。
しかし、こんなときこそ、外から議論の渦(激流)で吹き飛ばしてやりましょう。
さて、明日の生放送では、この国の戦後憲法と立憲主義の基礎について、もう一度皆さんと知識を共有したいと思います。
●「戦後すぐから9条は国民の大半に受け入れられていた」という神話について:戦後世論調査の分析と、戦後自民党政権の怠慢及び野党の戦略的非立憲主義を糾弾する
●「自衛権と交戦権」について:戦後政府解釈によって、”敵兵の殺傷”は9条でも認められてきた
●自衛権と攻撃時期について:9条があっても、ミサイルに燃料いれただけでその基地を攻撃できた
●いわゆる「芦田修正」について:芦田自身が語る、芦田修正の本当の意味
※もし時間があれば、愛知トリエンナーレについて、表現の不自由展に関して、今までの憲法判例から考えるとどうなるのかについて話せればと思います。
たぶん、これらを話していたらすぐに一時間くらいたってしまうかと思います。政府解釈のところは難しい面もあろうが、是非ついてきてほしいです!!
追伸:ここからは告知
↓ ↓ ↓
9月7日14時~「コクミンテキギロン#6」下村博文自民党憲法改正推進本部長をお招きして、ギロンします!@渋谷COHSA
9月9日18時30~「ホントコ#9~NYでダンサーとして生きる~」今回はブロードウェイでダンサーとして活躍する小高亜梨沙氏をお招きして、アジア人の女性が単身ブロードウェイで生きていくとはどういうことなのか、トランプ政権になってからの演出の変化等、ちょっと違った視点から、社会や政治や芸術について考えてみたいと思います。これも@渋谷COHSA
https://www.kokuchpro.com/event/d641ba2fbeaeacda3d67c54b5a7f5b71/
どちらも、是非お越しください!