某雑誌の編集長に会った。
「SPA!」で掲載不可となった『ゴー宣』のコンテを
見てもらうためだ。
最初なかなかコンテを読もうとしない。
よっぽどマズいことが描いてあるのだろうと思ってた
ようだ。
読んだら断われなくなると思って、身構えてるのかなと
思ったが、わしがワイセツ物を描いてるかと思っていた
らしい。
そんな馬鹿な!
やっと読んでもらったら、拍子抜け。
もう一人の編集者も同様に、何が悪いのか分からん、
何を恐れたのか分からんという感想だ。
あっさり掲載を決めてくれた。
そりゃそうでしょう。
この作品はパロディの王道であり、風刺の妙味を巧みに
効かせているだけ。
本気で抗議してくる者などいないのではないかという
レベルのものなのだ。
断わられたらまた違う雑誌に持って行くつもりだったが、
あっという間に掲載OKになったので、何のことやらと
いう感じだ。
某誌の編集長、なかなかいいことを言っていて、表現の
自由は待っていたら与えられるものじゃなく、自分で
動き回って獲得するものだと言っていた。
なかなかの見識だ。
雑誌の名はまだ言えない。
9月末になるが、発売3日前まで秘密にするそうだ。