お盆休みなんか関係なし!
小林よしのりライジング Vol.325
配信です!
今週号のタイトルは
「山本太郎のポピュリズムは大衆迎合ではない」
先週号で「N国党に『公』はない!」と書いたら、たちまちご当人がそれは正しいと証明してくれたような状態になっています。
まさかいくらなんでも、国会議員になったというのに、ちょっと批判されただけでマツコ・デラックスをターゲットにTOKYO MXテレビに押しかけ、今後も毎週行くとか言ってる人なんてヤバすぎるということくらい、誰にもわかったはずです。
その一方、山本太郎とれいわ新選組の真価については、どれだけの人が理解しているでしょうか?
先週はN国と一緒くたにする論評が当たり前のように出ていましたが、それは全く違います!
山本太郎は「左派ポピュリズム」という批判をよくされているのですが、実はいま、「ポピュリズム」の意味は世界中で変化しており、新しい意味の「ポピュリズム」はもう、けなし言葉ではなくなっています。
そして山本太郎はまさに新しい意味の、ポジティブな評価の「ポピュリズム」なのです!
泉美木蘭の小説「正しい宗教のつくり方」は第3回
「正しい答えが欲しい」
由緒正しい「旧皇族」だという溶田宗泰が主宰する「溶田研究会」に所属する鶴見佑子。
彼女は尊敬する溶田先生の役に立つべく、「正しい考え」を身に着けようと日々努力している。
スマホで溶田宗泰のツイッターやフェイスブックをチェックして、日々の社会問題に関する溶田の見解を確認する。
もしも自分がそれと違ったことを考えていたら、直ちに修正する!
こうして勉強を重ねることで、より高いレベルに進むことができるのだ…!
読むうちにサイコホラーな趣もじわじわやって来る。一体どうなる…?
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…今回の参議院にともに議席を得て、政党要件を満たした「れいわ新選組」(れいわ)と「NHKから国民を守る党」(N国)を一緒くたに論じる動きが出てきた。「所詮は衆愚の選択のたまものである」「かなりポピュリズム的な政党だ」というが、そもそも「ポピュリズム」の観念も時代によって大きく変化している。れいわとN国の決定的な違いとは何か?
※泉美木蘭の小説「正しい宗教のつくり方」
…鶴見佑子の日課は、スマホで溶田宗泰のツイッターやフェイスブックをチェックして、日々の社会問題に関する溶田の見解を確認することだ。諸友学園問題について、溶田先生はどういう見解なのだろうか?私は正しい知識もなく、何が正しくて、何が間違っているのかを自分で判断できない人間なのだ。溶田先生から、正しい見解をすべて勉強しなおさなければ…!!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!
日本会議の影響力ってそんなに大きいものなの?
「(天皇の)生前退位」という言葉は不敬、不適切?
「オドレら正気か?IN大阪」は小4の子供も楽しめるイベント?
「表現の自由」「芸術」をどう考えるべきか?
自民党の小泉進次郎議員をどう見ている?
6歳男児からおぼっちゃまくんに可愛い質問!
この酷暑の中、高校野球をやる意義はある?
日韓関係が改善した未来ってくるの?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第336回
「山本太郎のポピュリズムは大衆迎合ではない」
2. しゃべらせてクリ!・第282回
「夏空の下!イルカに乗った少年少女とカメ乗りぽっくん!の巻〈後編〉」
3. 泉美木蘭の小説「正しい宗教のつくり方」・第3回
「正しい答えが欲しい」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記