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小林よしのり
2019.8.9 10:43日々の出来事

慰安婦像より、表現の自由の方が上位の価値である

慰安婦像が「気に入らぬ」ことにかけては、わしも負けて
いない。
あんなものが芸術と思い込んでるリベラル左翼のアホさ
加減にはうんざりする。

アメリカのどこかの大学のマークが原爆をデザインした
ものらしいが、あの原爆マークを芸術だと思えるのか?
原爆マークを誇りに思っているアメリカ人の頭上に、
原爆を落としたいとわしは思っている。

慰安婦像も原爆マークも、わしは「気に入らぬ」。

だがわしは慰安婦像を展示するか否かよりも、もっと
貴重な価値として「表現の自由」を守りたい。
ただでさえ「人権イデオロギー」の前に、言葉や表現の
自主規制がどんどん進んでいく中で、「表現の自由」は
委縮する一方である。

「表現の不自由展」というなら、なぜ今現在の表現者の
自主規制を展示しないのだ?

リベラル左翼はナショナリズムが表現を圧殺したときは、
怒るのだが、人権イデオロギーが表現を委縮させる現状
には目を瞑る。
全くの二枚舌である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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