この度の参院選。
息子達と一緒に期日前投票を済ませた。僅か1票ながら私なりに考えて投票したつもりだ。
シンガポールの青年と結婚した長女も、日本に滞在していたので、長男に誘われて投票に加わった。
長男はこのところ、日本の行く末が心配でならない様子。先頃、チャーミングで上品なお嫁さんを得てからは、一層、これから生まれて来るであろう自分の子供の為にも、とても無関心ではいられないらしい。
以前、現代思想の先頭を走っていると見られていた知識人が、自覚的な投票拒否を呼び掛けた事があった。それが実際にどれだけ効果があったかは知らない。しかし、もし多くの人々が彼の呼び掛けに応じたら、強固な組織票を持つ政党や政治家だけが有利になる。それが果たして望ましい結果に繋がるのか。
少なくとも、今の私には「投票しない」という選択肢は視野にない。カントの道徳命題を金科玉条のように振り回すつもりはないが、私が敢えて投票しなければ、他の全ての有権者が棄権しても、それを非難する客観的根拠は持ち得ないはずだ。
勿論、私の家族が投票するかしないかは、それぞれ本人の判断に委ねている(妻については、もともと私が何を言っても殆ど無駄だが)。
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