ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.6.4 10:07日々の出来事

託児所があれば良かろうがな

「ゴー宣道場」は女性の地位向上を目指すと言ったら、
そのためのアイデアとして、門下生、特に女性が、
託児所を作って、保育士を雇えばいいと言い出した。

いいねえ、どこにそんなカネがあるのだろうねえ?
多分、要望すれば、わしがカネを出すと思っているん
だろうね?

すべてはカネだ!カネがあれば何だって出来る。
ところが残念ながら、わしは孫正義じゃない。

「ゴー宣道場」の参加費も、道場チャンネルの価格も、
庶民のために、とにかく安く抑えている。

「ゴー宣道場」の会場に、控室をもう一つ借りる、
赤ちゃんの世話をしてくれる保育士も雇う、それで
カネはいくらかかるか、計算したのだろうか?
もし万一、赤ちゃんに怪我やその他の不慮の事故が
あった場合、誰が責任をとるのだろうか?
それもわしか?

費用と責任、この感覚を持つことこそが、女性の
現実感だと思っていたが、やはりわしよりは現実的
ではないらしい。

わしは託児所を否定しているわけではない。
カネのことを考えないアイデアは無意味だと言って
いるのだ。

女は甘い。
わしにそう思わせてしまったのは失敗だったな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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