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小林よしのり
2019.6.4 09:49日々の出来事

玉川徹は「言葉狩り」をしている

今朝のモーニングショーを見てたら、息子を殺した官僚の
責任の取り方を肯定してはいけないと言っていた。

実はわしは子育てに失敗したのだから、他人の子供を殺す
前に、親が始末をつけるという発想がよく分かる。
ところが、そのような考えを社会に公表してはいけないの
だそうだ。

「一人で死ねばいい」という発言が、悪影響を及ぼすという
意見は、分からなくもない。
だが、玉川徹のように、「一人で死ねばいい」という意見を
排除せよ!子殺しの官僚の発想を肯定する意見は排除せよ!
統合失調症という言葉も排除せよ!と、「言葉狩り」を
徹底させて、弱者を守るという考え方は正しいのだろうか?
わしは大いに疑問を感じる。

子供に働く「現場」を持たせられなかったのは、親の罪
である。子育てに失敗している。
人間を含む生物界は、弱肉強食が基本で、弱者が生き残れ
ないのは自然だろう。
人間ゆえに、強者が弱者を守らねばならないと、わしは
思っているが、弱者が弱者のままでいいという社会は、
実際にはない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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