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小林よしのり
2019.5.29 09:51日々の出来事

「偏見」持って警戒する

川崎の無差別殺傷事件について、どこに怒りをぶつければ
いいのかも分からず、防ぎようがないただただ悲惨な事件
というしかない。

子供が外で行動してたら、必ず見守らなければならないと
したら、子供監視国家になる。

ただ一つ思いつくのは、「偏見」の重要さである。
近所に危ない奴がいる、異常な雰囲気の奴がいる、なんか
恐い奴がいる、孤独で絶望してそうだ、そんな奴がいたら、
近所の大人たちが常に警戒しておくか、警察に届けて
巡回訪問してもらうべきじゃなかろうか?

「偏見」も社会秩序を守る一つの有効な手段ではないか?
共同体が壊れても、きちんと挨拶ができないとか、ちょっと
したことで怒鳴り込んでくるとか、そういう奴には「偏見」
を持って、近所で噂しあい、警戒しておくことが必要だろう。
子供に近寄らせないように見張っておく必要がある。

それは差別に繋がるとか、リベラルぶって言う奴は、孤独な
絶望者と大いに関わりをもって、社会を恨まないように交際
していてほしい。
そんなリベラルなら敬意を表する。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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