5月25日、姫路獨協大学「はりま歴史講座」に出講。
「天皇と国民をつなぐ大嘗祭」と題して講義。幸い、好評を得た。私をお招き下さったのは、同大学播磨総合研究所の所長、大塚健洋教授。同氏は日本思想史学がご専門で、大川周明研究の第一人者。私の同名の著書を予め読んで下さったようで、絶讚して戴いた。恐縮至極。姫路まで来たついでに、老母を見舞いたかったので、わが郷里・倉敷に足を延ばした。倉敷滞在中、私が中学生時代に行っていたラーメン屋
「第2又一(またいち)」がまだやっていると聞いて、
立ち寄った(私は首都圏の全寮制の高校から東京の大学に
進み、以来、時折帰省する事はあっても、故郷を離れたまま現在に至る)。メニューは以前のまんま。「日の丸ラーメン」(茹で卵を輪切りにして麺に載せている)を注文。店の主人は世代交代したようだが、味は昔と似ている(ように感じた)。駅前にあって、頑固オヤジが“味”で勝負していた伝説のラーメン屋「又一」。それにあやかりたいと、縁もゆかりも無いのに厚かましく、勝手に「第2」を名乗った店だった(私は初代の主人から直接、その事を聴いた)。私の中学生時代から半世紀ほど経った今も、営業を続けていた。この度、私が行った時には(店構えが狭いせいもあろうが)結構、客が込んでいた。なお、本家の「又一」について、
テレビ番組でタレントか誰かが読み間違えて、
しきりに「ヌー(ぬー)」と言っていたそうな。