ライジング・コメント欄から
ご意見紹介です!
「令和」、最初は違和感がありましたけど、この一週間程度であっという間に慣れてしまいました。
皆さんがおっしゃるように、安倍晋三の談話には反感を抱きますが(というか、そもそもあの映像をまともに見ていない)、「罪を憎んで人を憎まず」という慣用句にならって「権力を憎んで、元号は憎まず」という感覚です。
私は40代なので、前回の平成に改元された時の沈痛なムードをよく覚えています。
だから、今回の改元がここまでの祝賀ムードで沸いたことに驚いてしまいました。
やはり日本人には、改元で時代が変わることを歓迎する(したい)という感覚が備わっているのだな、と実感しました。
「生前退位」に反対していた知識人は、このムードをどのようにとらえているのでしょう。
実は私はささやかなブログをやっておりまして、そこにそういった知識人のコメント(新聞記事を参照)をメモ的に記録しておりました。
参考までに、そこから少しコピペしてみます。
平川祐弘・東京大名誉教授
「天皇は続くことと祈ることに意味がある」
「退位せずとも高齢化の問題への対処は可能で、ご高齢の場合にも摂政の設置を認めればよい」
「休んでもらっても、象徴としての意義は後退しない」
大原康男・国学院大名誉教授
「(世論の退位の支持について)陛下を楽にしてさしあげたいという心情が先行している。このような空気だけで判断していいのか疑問だ」
「公務負担の軽減については各皇族で分担し、量的な軽減を図り、方式も随時改めるべきだ」
「(人道的側面という見地について)天皇の制度自体が基本的人権の例外であり、その例外の中で考える必要がある」
桜井よしこ・ジャーナリスト
「天皇の役割は国家国民のために祭祀を行うこと。何をなさらずとも、いてくださるだけでありがたい存在」
「譲位ではなく摂政を置くべきだ」
「長寿社会だからこそ、昭和天皇のように最期まで責任を果たされるのが望ましい」
「国民の願いはご苦労を減らしたいということだ。摂政の設置で可能なら、どうしても退位とはならないのではないか」
笠原英彦・慶応大教授
「臨時代行の要件である精神または身体の疾患を内閣の判断で弾力的に運用し、外国訪問と病気療養以外に拡大できるのではないか」
「摂政設置要件の重患を拡大解釈できるなら一つの方策だ」
「退位は天皇の地位の不安定化や二重権威、象徴の形骸化などの問題があり、認められない」
あらためて見たら、酷い!!
いずれもれっきとした学者やジャーナリストで、その発言の影響力も大きいはず。
「そんな過去のことを蒸し返さなくとも」という態度で、過ちを認めず、ほっかむりをかぶったまま今後ものうのうと言論活動を行っていくのでしょうか。
(M.Oさん)
どうせ誰一人謝罪も反省もしないのでしょうが、絶対に「なかったこと」にはさせません!
これらの者たちが、改元の際に沈黙を通していれば、まだよし。
もしもヌケヌケと御世替わりを祝福するようなコメントでも出そうものなら、どんな表現で非難してやろうかと、今から考えているところです。