ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.3.19 09:48お知らせ

軽快な人間、そういうものにわしはなりたい

『よしりん辻説法』の単行本②の見本が来て、ほくほく
ページをめくってみた。なんて楽しい漫画だ。
フルカラーと2色で全ページ色付きだし、遊びのページ
が多くて、「大お菓子論」なんか、わしが食べてるお菓子
を明かし、その意味を論じるという企画で、女性は特に
楽しいと思う。
発売は27日になる。

やっぱり連載が多いと、次々に単行本が発売されていく。
4月5日には『ゴー宣2nd Season』の2巻目が発売されるし、
5月末には『大東亜論』の最終巻が発売される。
7月か8月には『おぼっちゃまくん』の第2巻が発売される
だろう。
連載の仕事以外に、単行本の仕事も入ってくるから、
忙しくなるはずだ。
わしの漫画家人生で最も忙しい日々になってしまった。

漫画家はもっと若いうちに才能が燃え尽きて枯れるから、
60代で最も忙しくなる漫画家というのも珍しいかもしれない。
イチローやカズを見ていると、全盛期は過ぎて、ひたすら
年齢と戦っている悲壮感も漂うが、わしもあのような姿に
なる日が来るのだろうか?
北野武を見ても、老いとの戦いを感じさせる。
それを感じないのは高田純次くらいのものか。
悲壮感が全然ないから高田純次はすごい。

軽薄な人間にはなりたくないが、軽快な人間にはなりたいね。
「ゴー宣道場」の中にも純粋まっすぐ君になりがちな人も
いるが、テキトーな余裕もあった方がいいな。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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