『よしりん辻説法』の単行本②の見本が来て、ほくほく
ページをめくってみた。なんて楽しい漫画だ。
フルカラーと2色で全ページ色付きだし、遊びのページ
が多くて、「大お菓子論」なんか、わしが食べてるお菓子
を明かし、その意味を論じるという企画で、女性は特に
楽しいと思う。
発売は27日になる。
やっぱり連載が多いと、次々に単行本が発売されていく。
4月5日には『ゴー宣2nd Season』の2巻目が発売されるし、
5月末には『大東亜論』の最終巻が発売される。
7月か8月には『おぼっちゃまくん』の第2巻が発売される
だろう。
連載の仕事以外に、単行本の仕事も入ってくるから、
忙しくなるはずだ。
わしの漫画家人生で最も忙しい日々になってしまった。
漫画家はもっと若いうちに才能が燃え尽きて枯れるから、
60代で最も忙しくなる漫画家というのも珍しいかもしれない。
イチローやカズを見ていると、全盛期は過ぎて、ひたすら
年齢と戦っている悲壮感も漂うが、わしもあのような姿に
なる日が来るのだろうか?
北野武を見ても、老いとの戦いを感じさせる。
それを感じないのは高田純次くらいのものか。
悲壮感が全然ないから高田純次はすごい。
軽薄な人間にはなりたくないが、軽快な人間にはなりたいね。
「ゴー宣道場」の中にも純粋まっすぐ君になりがちな人も
いるが、テキトーな余裕もあった方がいいな。