2月10日。
今年最初のゴー宣道場。ゲストは国際政治学者で拓殖大学教授の川上高司氏だった。防衛問題の専門家でいらっしゃる。たっぷり専門知識を披露して下さった。以下は私なりの感想。アメリカの衰退と中国の台頭。少なくとも東アジアでの米中の力関係はいずれ逆転する。それがたやすく予見できる局面を迎えている。このトレンドは簡単には抑止し難いだろう。そうであれば、わが国の選択肢は3つ。その1。時代の趨勢には目もくれず、アメリカにしがみつき続けて、これまでの対米従属を“できるだけ”長く続ける。その2。対米従属を止めて、さっさと中国への従属に転換する。その3。覚悟を決めて、自主独立の道を選ぶ。安倍政権はひたすら「その1」を目指しているようだ。反米護憲勢力は、自覚しているか否かはともかく、事実上「その2」を求めているように見える。川上先生は、アメリカから中国へのパワーバランスの逆転は、むしろ「その3」を選ぶチャンスではないかと示唆して戴いた。そのチャンスを生かす為には憲法改正を避けて通る事はできないはずだ。
3月の道場にも繋がる回になった。