もしわしが運動体質の人間だったら、香山リカの
わしに関する発言「小林よしのりは大学を出て
いない。だから、学問に対する憎悪がある」に
対して、事実誤認・名誉棄損ゆえの謝罪を求め、
発言の動機と真意を問いただすために、わしの
支援者をネットで集って、数十名と共に、出版社
に抗議に出かけるだろう。
そこに香山リカを呼び出して、全員で「糾弾会」
を行うことになる。
なぜこのような事実誤認、名誉棄損の文章を
ファクトチェックもなしに載せて発売したのか?
ただちにこの本を回収させて、出版社としての訂正・
謝罪記事を発表してもらわなければならない。
それが通らぬようなら名誉棄損で訴訟を起こさねば
ならないだろう。
わしが運動体質の人間だったら、そのような行動を
起こすことも出来る事案である。
だがわしは「糾弾会」が好きじゃない。
相手の完全ミスを見つけて、ネットで支援者を集い、
小躍りして出版社に押しかけ、マウントをとった
話し方で、「糾弾会」を行うのが、大嫌いなのだ。
だが、ファクトはファクトである。
そこを冷静に指摘したのであり、あとは香山リカに
「知的誠実さ」があるかどうかにかかっている。