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小林よしのり
2019.1.13 23:00日々の出来事

糾弾会の腹立たしさ

『ゴーマニズム宣言』第35章のコンテは上げて、スタッフに
配布した。締め切りは21日(月曜)だ。

わしは月曜から『おぼっちゃまくん』のシナリオの続きをやる。
わざわざ難しい展開に追い込んだために、アイデアに苦しむ
はめになっている。

「近代化の中のアイヌ差別の構造」を読んだら、部落差別の
「糾弾会」とそっくりだった。
方法論を部落解放同盟から学んでるな。
あと思い出すのは、赤軍派の「総括」だ。
結局、何と言ってもイチャモンはつけられるんだな。
さらに思い出すのは、「撫順戦犯管理所」ね。
中国共産党のやり方にも近い。
さらに「自己啓発セミナー」も同じ類だろう。
香山リカがわしと対談するときの向かい方も同じだった。
「正義」と「悪」が始めから決められているんだな。
いやあ、不快な本だった。
常識ある人にはいっぺん読んでみて欲しいよ。
洗脳されるまで終わらない「糾弾」の実態を知っておいた
ほうがいい。
これって、わしがやられていたら、相手の精神を破壊する
まで逆襲するだろうな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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