昨年12月25日号の「週刊SPA!」の特集
「ヤレる『ギャラ飲み』実況中継」という記事が
ネットを中心に批判を浴び、編集長と発行人が
公式サイトで謝罪した。
記事の中にある、ヤレる女子大ランキング、
これが批判の的になったようだ。
で、このランキングの中に、私の出身大学も
しっかり入っている。
「おおお、我が大学は相変わらず常連なのね」
OGである私は、そう思っただけだった。
20ン年前も、こうした雑誌で取り上げられたことが
あったと記憶する。
合コンでお持ち帰りができる、とか。
以来、それがネタになった。
「お嬢様学校の出身なのね」と持ち上げてくる人には、
「いやいや、すぐお持ち帰りできる学校らしいですよ」
と答えることにしていたのだ。
そのときの相手の目を丸くした反応が面白いし、
出身大学で自分を色分けするな、という
反発心もちょっぴりあった。
第一「女子大」とか「お嬢様」とか、
一般的に幻想を抱きやすいフレーズと、
そのギャップとを楽しむという
人間のいやらしいサガをくすぐるのが週刊誌だ。
犬が人を噛んでもニュースにはならないが、
人が犬を噛んだらニュースになる。
今回、ランキングに載ったということは、
我が出身校、いまだお嬢様のブランドイメージが
健在ということなんだろう。
イメージを大事にしたい大学側にとっては
迷惑な話だろうけど、実際のところ、
我が出身校の学生の多くは真面目だ。
真面目すぎるくらいだ。
公式サイトの謝罪文には、「多くの女性を傷つけて
しまったことを深くお詫びいたします」と
あるのだけど、ランキングに載った大学のOGである私は、
むしろ「少しも傷ついていません。宣伝ありがとう」と
お伝えしたい。