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トッキー
2018.12.28 12:37メディア

古谷経衡の特殊能力

 デマ屋・古谷経衡が手塚治虫『シュマリ』のありもしないセリフをでっち上げていた件について、もしかしたら、私が読んだものより後の版で、そのようなセリフが書き加えられているということはないかという疑問を持った人もいるようです。

 確かに、私が子供の頃に読んだ『鉄腕アトム』の「赤いネコの巻」に登場する、動物を操る「四足教授」という人物の名が、後の版では「Y教授」になっていたなんて例もありますから、一応考えられないことではありません。

 しかし、私が今回読んだのは、2001年に発行されたDVD-ROM版の「手塚治虫漫画大全集」です。
 これより後にセリフが書き加えられていたとしたら、それは作者の死後に他者の手で作品が改変されたということになり、ありえないことです。

 そもそも古谷は『シュマリ』が「和人とアイヌを巡る壮大な歴史漫画」ではないということすら知りません。つまり、実際の作品を全く読んでいないのです。

 読んでもいない漫画に登場するセリフがわかるなんていう特殊能力があるのなら、何も文章を書くだけの論理性も才能もないのにチマチマとネット記事なんか書かなくても、必死で業界内のコネを作りまくってテレビに出してもらい、言論よりも、とにかく見た目で印象に残ろうと、懸命にメイクなんかしてなくても、「エスパー古谷」でがっぽり稼げるんじゃないですか?

 古谷が持っている特殊能力は、読んでいない本の、ありもしないセリフが頭に浮かび、それを事実のように平気で公言できるというものです。
 こういう能力を持っている人に向いているのは、文筆家ではありません。詐欺師です。

トッキー

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