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小林よしのり
2018.12.23 11:08日々の出来事

青木理は天皇ロボット論者だな

天皇陛下、お誕生日おめでとうございます。
陛下の声をふるわせながらのお言葉を聴くとなんとも
辛い気持ちになる。

関口宏の朝のワイドショーで、青木理のコメントを
聞いていると、天皇制反対論者だなということが透け
て見える。
陛下のお言葉にまで政治的発言を控えるべきと言う
のは異常だろう。
青木理は天皇ロボット論者である!

外国人労働者の現場まで天皇皇后両陛下が訪ねていかれ
たことに、政治的なメッセージを感じとることの何が
いけないのか?

青木氏のようなことを言いだしたら、天皇陛下の行動
の全てが政治性を帯びていることになる。
陛下が障害者の施設や、老人ホームや、らい病患者の
施設や、沖縄や、海外のかつての戦地に慰霊の旅に
出掛けることも、すべて政治的なメッセージになる。
天皇陛下は、弱き者たち、犠牲になった魂、日本人が
忘れがちな人々にまで心を配っておられる。
そのこと自体が政治的メッセージになるではないか!

もともと、憲法というもの、立憲主義というものと、
天皇制は接合が難しい。
天皇ロボット論で、完全な国民主権となれば、フランス型
の民主主義になって、天皇制は廃止しなければならなく
なる。

イギリスでは女王陛下はもっと政治的発言の自由が
許されている。
青木理はバジョットでも読んで、立憲君主制の勉強を
した方がいい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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