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笹幸恵
2018.12.10 13:37日々の出来事

倉持師範へ(2)

多分、倉持師範のブログの「追伸」が
私の疑問への返答だと思うので、
これについて返信します。

表現の自由を振りかざしてはならない。
判例など関係なく、常識で私はそう思っています。
と同時に、人権も振りかざしてはならない。
これは倉持師範も私も当たり前のこととして
共有していると思います。
そのバランスが大事だということも
意見の一致をみていると思います。
私はその上で『新潮45』はつぶれて当然だと
思うのはなぜなのか、と聞いています。

「個人の尊厳」による権利行使の制限に
あてはまる事例なのでしょうか。
そうなると、他の似たような特集をする雑誌も
同じように制限されて然るべきですよね。
そうなると、どんどん表現する場は
失われていきますね。
また、そこには差別的な特集記事とは全く関係のない
執筆者もたくさんいます。
彼らの表現の自由も一緒くたに制限されますね。
それを是とするのですね?
ということを聞いています。

つぶれて当然、という倉持師範の意見は、
それを意味するのですよ。
そこのところを、考えてみてください。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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