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みなぼん
2018.11.27 16:34政治

「ヘイトスピーチを法規制」は大丈夫?

今朝、Yahoo!ニュースにアップされた記事、
「ネット右翼に法的措置は有効か?倉持麟太郎(弁護士)×古谷経衡(文筆家)Part1」
を読みました

「ネトウヨや彼らが行うヘイトスピーチに対して、法的措置を取ることは有効なのか?」という話をされているのですが、
正直な感想を言うと、私は違和感を持ってしまいました。

その違和感を簡単に言うと、
「表現の自由」を軽く見過ぎているように思ったからです。

「人権大事!」「人権侵害、ダメ、絶対!」という感覚に偏ってしまい、バランスが崩れているように感じました。

もちろん、私だってネトウヨは大嫌いだし、ネトウヨのやっているヘイトスピーチも、ネットを使った営業妨害も、本当にウ○コだなと思っています。
「法律で規制してしまえ!!」と言いたくなる気持ちもわかります。

でも、それと同じくらいに、「人権絶対主義」が強まっている状況に嫌気がさしています

今、表現の自主規制がどれくらい深刻になっているか、お二人はご存知でしょうか?

よしりん先生はコンテを一本描く度に自主規制の問題と戦っている、と言っても過言ではありません。
他愛ないブログの記事ですら「お前の表現で私が傷ついた!謝罪しろ!!」という反応が起き、炎上させられる状況です。
言ってはいけない言葉、書けないことは増える一方です。
誰も傷つけないよう、表現の世界はどんどんどんどん萎縮しています

「『自由』のバリューフリーみたいになってしまっている」と言われていましたが、同じことは「人権」にも言えるのではないでしょうか?

それに「人権」を錦の御旗に掲げて敵対勢力と戦おうとするのは、左翼&和製リベラルだけではありませんよ。
実際、某お笑い芸人が「永遠の知性ゼロ」の作家を「極右ク○ハ○」と罵倒したら、ネトウヨ応援団が「それは人権侵害だ!!」「訴えたら勝てるぞ!!」と大騒ぎ…なんてことも起きてますからね。

日本がヘイトスピーチを法規制しない人権後進国のように語られていることにも、違和感を抱きました。
「海外出羽の守」になっていませんか??
欧米の現実もちゃんと見た方が良いと思います。

『新潮45』の問題について、
「あれは表現の自由ではない、営業の自由だ。営業利益を追求して誰かの人権を深刻に傷つけたら廃業は当然。」
という表現をされていましたが、こういう言い方をされると、私なんかは
(やっぱりヘイトスピーチを法規制するのは危険なのでは?)
と思ってしまいました。

何をヘイトとするのかという定義を、慎重に、厳密にしないと、都合良く解釈されて、何でもかんでも人権侵害と訴えられる可能性が高まるのではないでしょうか?
そうなったら、表現の自主規制はますます酷くなります
表現の自由を失ったら、民主主義は死にます。

既に世界第4位の移民大国で、入管法を改正してもっと外国人労働者を増やそうとしている日本にとって、「ヘイトスピーチ」の問題は今後より一層、深刻な問題になるでしょう。
その辺りについても、次のゴー宣道場では聞いてみたいなと思いました。

次回ゴー宣道場「移民と人権とナショナリズム」、応募〆切は明日28日(水)です
参加ご希望の方はお忘れなくー

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みなぼん

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