11月17日、都内の小学校の若い先生達を
中心とした自主的な神話講習会「古事記に学ぶ日本再発見講座」。私は神話講義を2コマ行った。当日の感想文から。「先生がおっしゃっていた『異常なふるまい』を神様だからと思うのではなく、何故そのような行動を取ったかを考える必要があるという話は、今後古事記を読む時に常に頭の中に入れて読んでいきたいと思いました」(U先生、女性)「(神話が)よく分からないなぁと思っていました。ですが、高森先生のお話で、伝説と神話の違いから理解できた上に、ゴールから話をしてくださったことで、全てが繋がっていることを知ることができ、
もう一度、勉強をし直したいと思いました」
(M先生、男性)「いつも高森先生のお話には、力あり、笑いありで、いつまでも聴いていたいと思います。教師としてのあり方も再確認させていただけることも有難いことです」
(W先生、男性)「1つの授業をするのに100のバックグラウンドを
持っている必要があるというお話がありました。1つずつ知識や理解をふやしていきたいです」(T先生、女性)「毎回お伺いする度に新鮮で新たな発見があります。今回は『できそこないの神様の成長の物語』というのが特に心に残りました。7つの話のつながりもよくわかりました」
(O先生、塾経営)「人間の意志によって最終的な決着を迎える(日本神話の)ユニークさを学べたのは有意義でした」
(T氏、男性、会社員)「『矛盾に気づかないと新たな発見につながらない』とおっしゃいました。…そもそもそこに気づくまでの高森先生や参加者の知識量や学習、智への探求心を目の当たりにし、
敬服するとともに、自分自身の教養を深めていきたいと感じました。…『教育者として何を伝えていくか』という問いに示唆を与えてもらえる学びになりそうだと思いました」
(T先生、女性)「『神話は出口から見なさい』はとても興味深かったです。やっぱり古事記はおもしろい!!!一本のストーリーになっていることがよくわかりました」
(K氏、男性)「ビギナーもプロも包含するお話を有難うございました。
神武天皇にいたるまでのプロセスは『日本の天皇はこうあるべきだ』という『天皇観』であり、そうすれば日本に調和が訪れるというとらえ方が今日の大きな学びでした」(Y先生、男性)皆さん熱心に参加されていた。
先生方の子供の教育に対する情熱に頭が下がる。