日本を前近代の「不思議の国」に
したくない人のためのWebマガジン
小林よしのりライジングVol.291
配信です!
今週号のタイトルは
「民主主義国家ではジャーナリストが謝罪なんかしない」
シリアで拘束されていたフリージャーナリスト、安田純平氏が帰国すると、またも沸き起こった「自己責任論」を振りかざしたバッシングの嵐。
結局、安田氏は記者会見で謝罪の弁を述べざるを得なくなった。
これがどんなに異常なことなのか、日本人のほとんどが気が付いていないということが大問題!
フランスでは、ジャーナリストら4人がシリアで拘束された際には国民的な救援運動が起き、彼らが解放され、帰国すると英雄として迎えられた。
こういうことを言うと、頭の悪すぎるアンチが必ず「それは『フランス出羽守』じゃないか!』と言って来るのが目に見えているが、これはフランスに限ったことではない。民主主義国なら常識なのである!
それでも「日本は日本だ!」と言い張るなら、「日本は民主主義国ではない。国際基準から外れた八つ墓村国家だ!」と宣言しなければならない。それでいいのか!?
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「不思議の国のHanada」
月刊Hanada12月号が、廃刊という結果をもたらした「新潮45」のLGBT差別・デマ記事を擁護する大特集を組んでいる!
私も一応目を通してみたが、トップの小川榮太郎手記をはじめ、とても読むに堪えない、気持ちの悪い記事が続々!
そんな記事を今回はもくれんさんが熟読、何がどうおかしいのかを冷静に分析し、ツッコミを入れて、笑える論評に仕上げています!
読むのが苦痛なゴミ記事をエンターテインメントにまで仕上げてしまう、もくれんさんの忍耐力と文章力のすごさ。ぜひご覧ください!
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…シリアで反政府武装集団に3年もの間監禁されていたフリージャーナリスト・安田純平氏が解放され、帰国したが、するとまたもやネトウヨどもが「自己責任」を唱えてバッシングし始めた。そのバッシングはネトウヨだけにとどまらず国民全体に広まってしまい、安田氏が頭を下げなければ収まりがつかない状況にまでなってしまった。そんな国は日本か韓国くらいのものである。日本は民主主義社会ではない、ムラ社会でしかないのだ!
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」
…『月刊Hanada』2018年12月号が、「『新潮45』休刊と言論の自由」という大特集を組んでいる。執筆陣は、トップに小川榮太郎独占手記、櫻井よしこ×門田隆将×有元隆志、そして後半ページに小川榮太郎×松浦大悟、稲田朋美、藤原信勝、坪内祐三、匿名の新潮社社員など。新聞に全面広告を出して大々的に発売された『月刊Hanada』、果たしてどんな内容なのか?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!
サウジアラビアのジャーナリストが殺された事件をどう思う?
ジャポニカ学習帳の昆虫の写真は気持ち悪い?
普通に家庭を持っている友人が、ネットの影響でネトウヨっぽくなってしまうのはなぜ?
安田純平氏を「英雄扱い」するのはムリがあるのでは?
女性の仕草でこれが好き!というのはある?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第299回「民主主義国家ではジャーナリストが謝罪なんかしない」
2. しゃべらせてクリ!・第248回「建もの探訪! 貧ぼっちゃまツリーハウス、裏山鹿~!の巻〈前編〉」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第103回「不思議の国のHanada」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記