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小林よしのり
2018.11.3 10:55日々の出来事

わしの「毒」を消すことはできない

わしが弱者の気持ちが分からない、わしがブログや生放送で、
門下生などのシロウトに触れたら、シロウトは弱者なんだから、
傷つけて狂ってしまうと、時浦を通して抗議してきた女性と
1時間くらい電話で話した。

結果を言うと、完全に分かってくれたようである。
最後の了解した言葉が、スッキリした感じだったので、
100%分かってくれたのだと思う。
この人と一緒に、わしに疑問を持っていた人たちは、話を
聞くといい。

特定個人の実名は避け、一般論として触れても、自分に当て
嵌まっていたら傷つくというのなら、道場の試合はできない。
弱者集団には「公論」は不可能となってしまう。

確かに門下生(門弟も含む)の中に、明らかに異常なことを
主張する人がいたら、普通は議論になるはずだが、議論すら
「傷つけてしまうから」と避けてしまう傾向が門下生の
中にはある。
みんなで異論の者を弱者認定して、触れないようにしている
のは、社会人の配慮なのだろうか?

しかし小林よしのりはデビュー作の『東大一直線』の時から、
人を傷つける「毒」を持っていたから、少年ジャンプの中で、
嫌いな漫画の一位になっていた。
ところがその「毒」が好きな読者が確実にいたから、ヒット
したのである。

その「毒」を消せ!「牙」を抜け!という要求には、
応じられない。
小林よしのりでなくなれ!と言われているに等しい。
作品だけでなく、ブログも、生放送も、すべての表現は、
小林よしのりのパフォーマンスであり、それを好きかどうか
という話に過ぎない。

門下生諸君は分かってくれるだろうか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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