10月23日、明治150年記念式典が行われた
(安倍晋三式典委員長)。昭和43年に、佐藤栄作内閣のもとで明治100年記念式典が開催された時には、昭和天皇と香淳皇后の臨御(りんぎょ)を仰いだ。今回はどうか。産経新聞は「天皇、皇后両陛下は臨席されなかった」とだけ報じている。何故お出ましが無かったのか。朝日新聞によれば、「宮内庁は『政府からお声がけがなかった』(西村泰彦次長)としている」と。何と安倍内閣は、天皇・皇后両陛下を式典にお招きしなかったようだ。これは一体どういう事か。明治という偉大な時代に、「天皇(という存在)」が果たされた大きな役割を、きちんと理解していないのか。それとも、「150年」という節目そのものの意味を、軽く見ているのか。或いは、端的に天皇陛下を敬う気持ちが薄いのか。
恐らく、それら“全て”だろう。