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小林よしのり
2018.10.11 09:45日々の出来事

立皇嗣の礼で秋篠宮の皇位継承一位を確定

20年4月に「立皇嗣の礼」を行うらしい。
秋篠宮を皇位継承順位一位として認定し、国民に既成事実
として刷り込むのが目的だろう。

必然的に次は悠仁さましかいなくなる。
皇位継承者がたった一人になるのを待ってからでもいいし、
女性皇族がすべて民間人になってからでも、旧宮家から、
男系男子を迎えればいいという算段だろう。

彼ら男系原理主義者は、成人した旧宮家系を念頭には
置いていない。
子供だ。幼児だ。赤ちゃんだ。
男系男子の幼児を皇室に入れたいのだ。

一般常識のある者なら、当然、母親が我が子を手放すのか
と疑問に思う。
我が子の基本的人権を奪う行為になり、それこそ憲法違反
の疑いもある。
国家が国民の基本的人権を奪うのは、憲法違反のはずだ。
だが彼らは、そんなことは意に介しない。

わしが、「そもそも基本的人権を捨ててまで、皇族になる
者などいない」と言うと、彼らは「いる!」と断言する。
「誰だ?」と聞いても絶対答えない。
ただ「いる!」と力強く断言する。

法的な制度を整えて、国民の側から三顧の礼で迎えれば、
来てくれると言う。
わしは「いるいる詐欺」だと思っている。
自ら「いるいる詐欺」に嵌っているから、もはや宗教である。

そろそろ皇位継承者が途絶えて、天皇がいなくなる日本の
ことも考えておかねばならないと、最近思い始めている。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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