沖縄県知事選は玉城デニー氏が当選。
良かったです!
対立候補の佐喜真氏は徹底した組織選挙で、安倍政権・国政与党がなりふり構わず応援したにもかかわらず、復帰後の知事選では過去最多得票で圧勝という結果になったのは、草の根の沖縄県民のパトリオティズムの表れに他ならないでしょう。
ナショナリズムよりもパトリオティズムの方が上です。
安倍政権も、それを支持するネトウヨも、パトリオティズムなきナショナリズムなのです。
古谷経衡の記事ですが、Yahoo!ニュースに出ていた現地レポートは実に面白かったです。
ネット右翼に足を引っ張られた佐喜眞候補【沖縄県知事選挙 現地レポ~敗北の分析】
今回の選挙では、在沖縄のネトウヨが
「玉城デニーが知事になったら、沖縄は中国にのっとられます」
「玉城デニーが知事になったら、中国の工作員が沖縄を破壊します」
などと荒唐無稽な陰謀論を絶叫し、その上で佐喜真氏への投票を呼び掛けたため、有権者の間に佐喜真氏に対するネガティブイメージが広がり、それが敗北の一員になったのではないかというのです。
これは現地取材までした価値のある、いい記事でした。
いい仕事さえすれば、いくらでも褒めますよ。
しかし問題なのは、沖縄の若者の中にはネットしか見ず、その情報を鵜呑みにしてネトウヨ化している者がかなり増えているらしいことです。
本土に伝わらない沖縄の本音と分断
沖縄になぜ米軍基地があるのか、沖縄がどういう歴史を歩んできたのかを、沖縄の若者が知らないというのは大問題です。
『沖縄論』が出てからもう13年。
これ1冊でわかるのに、今では読んでない若者もかなり多くなっているのでしょう。
沖縄の若者こそ、『沖縄論』を読め!!