東京医科大の不正入試が突きつけた問題は、男女平等で
合格させたら、外科医が不足する結果になるのか?である。
他の医科大の入試結果にも、女性の合格者が少ないという
結果が出ていれば、男女平等で採用すると、
外科医が不足すると大学側が考えていることになる。
不正入試という表面に現れた手段は支持しないが、
わしは大学側の「憂慮」を支持する。
合格した女性が外科医を避けているという現実がある
からだ!
それは女性の自由な選択の結果であって、外科医になら
ない女性に非はない。
だが、男女平等の合格者を出しても、女性が外科医を
避ける現実が変わらないのならば、男女平等にした時点で
医者志望の男性も減っているのだから、やはり外科医は
不足することになる。
まず、このくらいは理解できないだろうか?
たったこれだけのことも、分からないってアホとしか
言いようがない。
この問題を片づけないうちに、日本の医療制度を云々
したってしょうがない。
男女平等を徹底しても、外科医は不足しないという結論
を得られれば、次に医療制度の問題に関心を向けること
ができる。
来年からは、全国の医科大は不正入試をなくし、男女平等
で採用するだろう。
その結果として、数年後に外科医が不足する事態を憂慮
しているのだ。
合格した女性が、落ちた男性の穴を埋めてくれると、期待
していいんだな?
「いや、それは無理だ。欧州に見習ってシステムを変え
ねば」というから、それじゃ医者ファーストになる、
患者ファーストで、日本式のシステムを考えてくれと、
言わなければならない。
この思考の順序が分かるかな?
さあ、来年から医科大は男女平等を徹底させた入試に
なる。これは待ったなしだ。
数年後が楽しみですな。
自分の言論には責任を持ちましょう。