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泉美木蘭
2018.9.12 12:02お知らせ

スウィングガールズと外科医を混同できるのはなぜ

今朝の東京新聞で、斎藤美奈子さんという方が、
『週刊現代』最新号
に掲載されている
「女性の体力では長時間の手術は無理」という話について、

「あまりに古典的な排斥論。
男女には向き不向きがあるんだってさ。

大正時代の議論みたい」

と反論している。
その理由は、かつては男子のものだった吹奏楽も、
いまや女子が中心
となっている、
巨大なチューバもスーザフォンも女子が担当している、

楽器を演奏し、複雑なステップで踊りながら、
9キロものパレードを
彼女たちはこなすのだ、
驚異的な体力と集中力だ、と。

楽器を手にして娯楽を生み出す10代のスウィングガールズと、
メスを手にして緊張感の中、他人の生死を握る中年以降の外科医、

どうしてごちゃ混ぜにして、
「ほーら、女子にもできるでしょ」と

語ることができるのか、わからないです。
曲解・こじつけがすぎるのではないでしょうか。
しかも女子高生のスウィングガールズに、
外科医並みの超長時間演奏をさせようものなら、
即「体罰レベル!」と非難轟々モノだと思いますが…。

生放送でも話しましょう。
本日21時より。

本日21時から、辛辣ニコニコ生放送!
https://www.gosen-dojo.com/blog/19367/

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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