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トッキー
2018.9.11 17:56震災・原発問題

北海道の冬は原発ゼロで乗り切れる。

TBSテレビの「Nスタ」で、北海道震度7地震による電力不足がまだ続いているというニュースをやっていて、このままではこれからの季節、大変なことになるとして、こんなことを言ってました。

北海道ではこれから寒い冬が来る。
北海道の家の暖房はほとんどがセントラルヒーティングを使っていて、全室を同時に暖めるシステムになっている。
燃料は灯油だが、その管理は電気なので、電気が止まってしまうと暖房が止まってしまう。
多くは24時間つけっぱなしなので、節電にも限りがある。

…ということで、こういうのを見て原発ブラボーの人たちが「ほら、やっぱり原発動かさなきゃならんじゃないか!」と言い出すのは目に見えているので、言っておきます。

北海道では、もう6回も原発ゼロの冬を越しています。

泊原発3号機が2012年5月5日深夜に定期検査入りして停止して以来、再稼働に向けた安全審査が、敷地内断層の活動性の有無、地震と津波の想定、火山対策といった3つのポイントが明確にならないことから長期化し、もう6年以上原発ゼロなのです。

ですから、原発は必要なく、被災した発電所の復旧さえできればいいのです。
まさか、原発動かしたいから復旧遅らせるなんてことはないでしょうね?

 

あと、Nスタは北海道の事情に相当無知!
これでは北海道の一戸建て住宅は100%セントラルヒーティングみたいに思われてしまいますが、北海道の家の暖房の主力がセントラルヒーティングになったのはここ20年ほどのことで、それ以前に建てられた家では、部屋ごとにファンヒーターストーブを置くのが一般的です。
うちの実家も暖房は部屋ごとです。
それに、北海道の家は断熱性が高く、私が知る限り24時間暖房付けっ放しなんて家はそんなにありません。

現在の新築家屋はほとんどセントラルヒーティングかもしれませんが、まだまだそうじゃない家の方がずっと多いはずです。

「北海道の家の暖房はほとんどがセントラルヒーティング」と、
「北海道の新築の家の暖房はほとんどがセントラルヒーティング」では、全然違います!
ほとんどデマ情報に近く、わざとでなければ杜撰すぎです。

トッキー

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